色々なホームページには、よく㎡とmの違いに気をつけよ。実は、、、。
みたいな記事が書かれています。大手のホームページにも、事細かく記されていますが皆、当たり前の事しか書いていません。壁紙の実寸法は90㎝とか93㎝だとか、窓を引く、引かないだとか?ロスがどうだとか、、、。
先ず、壁紙の材料は何故、93㎝か?
壁紙を張る前の壁は、今はほとんど石膏ボードで造られており、ボードの横幅は91㎝です。6帖の洋室は、長い方で3.6mで、ボード4枚分、短い方で2.7mでボード3枚分で、93㎝の内の2㎝は多少加工する際のロス分な訳です。もう、お分かりと思いますが、それに見習って、壁紙の加工の2㎝で、93㎝と思っていただければよいです。
・㎡
不動産会社さんの社員が、物件に出向いて計る。(内装がよく分からない新人でも面積くらいは計算できる。)パソコンで図面を見て算出する。
クロス張りを依頼するのだから、張る面積を基本にすればよい事。
※不動産会社や元請け業者側の論理。
・m
新築の場合、元請け業者や大工さん、ボード屋さんが使ったボードの総数で計算したもの。
(ボード縦の長さ1.8として、4枚使ったなら7.2m)等。
※例えば、横1.8m、高さ2.5mの壁があった場合、見積が㎡だと、4.5㎡で、材料は5mです。
5mを張るのだから5mを請求したい、のが張る側の意見。
実際は、余った巾分のクロスは、他の壁で張るが・・・。
ついでの記事ですが、
〇発注する不動産側は、
卓上で計算ばかり。こうなればもっと差額が出る等、金額が勝負の仕事。丁寧?に小数点2ケタまで出す。(35.37㎡)
少しでも少なくしたい発注金額。
〇受注クロス業者側は
大方、壁の高さは2.4mの場合、使う材料は、2.4mである。長いのからドア上に短いものまで全て、5㎝は余分にみる。クロスのm分を見積もるのは当たり前。職人はそこまで細かく計算していません。どちらかと言うと、きつい現場か楽に進む現場か?の方が気になります。小数点2ケタなんて十円しか変わらないので。
◎結論から言いますと、見積もりの単価なんて㎡でもmでも、どちらでもよいのです。
全ては合計金額なのです。
工事の内容をよく確かめ、直接聞く事です。廃材処分は含まれているのか?駐車場代は別途なのか?消費税は含まれているか?下地処理の範疇は?等をちゃんと確かめ紙やメールでもいいし記録し。
㎡とmの違いを気にするのはナンセンスで意味がない。数社で判断するとよいと思います。