施工会社は、問屋と取引契約をしています。電話一本で注文出来、材料や工具等、内装工事に対する全ての纏わる物を会社や現場に配達してくれます。
そして契約時に取引金額も定価の?%という掛け率を交渉します。
会社毎に仕入れ値が変わってきますが、年間でどのくらい発注してくれるかを問屋はみて、沢山発注する会社には低価格で取引してくれます。
職人さんは、どちらかというと、現場で黙々と作業するのが身体で覚えるのか?口下手な人が多く、自分で仕事が取れない為、安くても仕方なく渋々契約をします。
滅茶苦茶高い。それはそうですよね。商品は外国で安く製造出来て安く提供出来ても、職人までは会社員ではないので、言わば外注です。ネット広告の会社は2割や3割乗せなくてはいけないので高いに決まっています。
本当に頭が痛いのは、材料(商品)の価格が我々の聖域だった問屋と、一般の人がネットで購入出来る価格とあまり差が変わらなくなってきている事です。これには問屋もお手上げみたいで……。
それならお客様に材料を変わりに手配してもらえばよいと考えがちですが、素人なので、何をどれだけ必要か?これは果たして安いのか?等の問答が多く、説明をしても中々理解してくれなかったり…。
時間の無駄が多いし、お客様の利益の為に、我々は何年も努力して培ってきたノウハウを無償で提供するのは無理があると…。
お客様が材料を支給するという事は、我々は手間代ですが、それは納得いかないでしょう。
こちらが計算を間違えたり、解釈の違いで材料が違うものがきたり、材料不足だった場合、こちらのせいになるだろうし。
間取りの造りで、張る面積が50m2でも材料は53m必要だったり、60m必要な時もあります。
これでは説明しきれないので、張る人間や会社が責任を持って材料を手配するのが揉めないし、一番懸命です。我々は、材料を用意する時は利益を考えずに、多めに用意するので任せていただいた方がよいのです。